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カメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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曖昧さ回避 「カメラ」のその他の用法については「カメラ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

一眼レフカメラ、ニコンF。

カメラ店に並ぶさまざまなカメラ(一眼レフカメラ、レンジファインダーカメラなど)。
カメラ(英: camera、独: Kamera)は、像を結ぶための光学系(レンズ等)を持ち、映像を撮影するための装置。写真機(しゃしんき、寫眞機)ともいう。なお、ドイツ語に近い形でカメラと呼ぶ場合が多いが、英語風にキャメラと呼ぶ場合もある。高機能な携帯電話などに搭載されるようになった動画・静止画撮影兼用の「カメラモジュール」等を指してカメラと呼ぶことも増えている。

もともとの語源であるラテン語のcameraは「小さな部屋」を意味し、これはのちに政治や財政を司る「部屋」(官房・国庫)などと意味が拡大した(官房学参照)。カメラの由来である「カメラ・オブスクラ」の「オブスクラ」(やはりラテン語で、obscura)は「暗い」という意味で、画家が風景画を描く際に用いた暗室に由来する(#歴史参照)。


目次
1 構造
1.1 レンズ
1.2 絞り
1.3 ファインダー
2 歴史
3 種類
3.1 銀塩式とデジタル式
3.1.1 銀塩カメラ
3.1.2 デジタルカメラ
3.2 スチルカメラとムービーカメラ
3.2.1 スチルカメラ
3.2.2 ムービーカメラ
3.3 コンパクトカメラとレフカメラ
3.3.1 コンパクトカメラ
3.3.2 一眼レフカメラ
3.3.3 二眼レフカメラ
3.4 フィルムの大きさによる分類
3.4.1 小型カメラ
3.4.2 中型カメラ
3.4.3 大型カメラ
3.4.4 超小型カメラ
3.5 その他の分類
4 三脚・一脚
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
構造
カメラは基本的に、遮光されたボディ(暗箱)に、

レンズ
シャッター
ファインダー
焦点調節装置(ヘリコイド)
撮像素子等
を取り付けた物であり、レンズには通常、絞りが組み込まれている。

レンズ
「レンズ」も参照
被写体からの光を集めて一点に像を結ぶようにするもので、カメラの基本的な要素部品である[1]。

絞り
「絞り (光学)」も参照
レンズからの光量を調節するための機構を絞りという[1]。

ファインダー
「ファインダー」も参照
カメラで写る範囲を確認するための窓をファインダーという[1]。

撮影範囲を知るためのビュー・ファインダー(ファインダー)を、撮影用レンズと独立させて取り付けたものをビュー・ファインダー・カメラという。構造が簡単なため、安価なカメラに使用される。ファインダーには簡単なレンズが使用されることが多いが、ライカMシリーズのように、距離計と組み合わせて精密な焦点調節を可能にしているものもある。これらは距離計連動式カメラ(レンジファインダーカメラ)と呼ばれる。また、フィルムカメラにおいては、一眼レフカメラ・二眼レフカメラに対しコンパクトカメラと呼ぶ。

この形式の不可避の欠点として、撮影用レンズとファインダーが独立していることによるパララックス(視野の誤差)が生じるが、ほとんどの距離計連動式カメラにはパララックス補正装置が組み込まれている。またビュー・ファインダー・カメラは、その視差の為に極端な近接撮影には向かない。

歴史
詳細は「カメラの歴史」を参照

レンズと鏡を用いた携帯式カメラ・オブスクラ。これがのちの写真機の原型になった
カメラの原理は、写真術の発明以前から知られていた。16世紀、画家が風景画を描く際、壁面に小さな穴を空け、反対側の壁面に外の景色が映し出されるという暗室(カメラ・オブスクラ)が利用された[1]。のちにカメラ・オブスクラには小穴の代わりにレンズが取り付けられ、より鮮明な像が得られるようになった[1]。さらに反射鏡によって箱の上面に像を結ばせるようにした小型のカメラ・オブスクラが作られた。これは絵画における遠近画法の確立に寄与したと言われている。

1824年、ニセフォール・ニエプスが世界初の写真である「ヘリオグラフィ」を発明、携帯型カメラ・オブスキュラの画像が定着できるようになった。1839年8月19日にはルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが初の実用的写真術「ダゲレオタイプ」を発表。その後のカメラは、写真とともに発展していった。

19世紀末までに、記録媒体として写真フィルムが普及し、コンパクトで手軽に写真が撮影できるカメラが大衆化する。1950年代まではイギリスやドイツ、アメリカ合衆国が世界市場を牽引していたが、1970年代以降は、日本製のカメラが世界市場を席巻する。1963年(昭和38年)には、露出を自動化したAEカメラが現れた。さらに1977年(昭和52年)には、オートフォーカス機構が実用化され、構図を決めてシャッターを押すだけで写真が撮れるのが当たり前の時代になった。

2000年(平成12年)ごろから、従来の銀塩フィルム上の化学反応による撮影画像の記録ではなく、撮像素子(CCDなど)からの電気信号をデジタルデータ化して記録するデジタルカメラが普及し始める。その後デジタルカメラは勢力を伸ばし、ついには従来のフィルムカメラを駆逐する勢いとなって、それに伴いフィルムカメラ関連の事業は縮小していった。

種類
銀塩式とデジタル式
銀塩カメラ
フィルムや印画紙などの感光材料を利用したカメラで、フィルム式カメラやインスタントカメラなどデジタルカメラ以外のほとんどのカメラが銀塩カメラにあたる[2]。銀塩は感光材料の主たる原料に銀や塩素の化合物が用いられていることに由来する[2]。

銀塩写真では撮影時に光を銀や塩素の化学反応として記録し、それを別の化学反応によって目に見える形に変化させる現像の処理が必要なため画像が出来上がるまでに時間がかかる[2]。また、銀塩写真では撮影するたびにフィルムを消費するためコストが比較的高くなる[2]。

一方で銀塩写真は化学反応の強弱に応じた細かい諧調表現が可能なことや現像のプロセスを楽しむ目的などから未だに人気がある[2]。

デジタルカメラ
詳細は「デジタルカメラ」および「デジタル写真」を参照
デジタルカメラは、銀塩などの化学的な感光材料のかわりに、感光を電気信号に変換する部品(撮像素子)を用いたカメラである[2]。いわゆる電子ガジェット類に機能の一つとして付属している場合もある。

「デジタル」の対義語として扱われる「アナログ」からアナログカメラと俗称されることがある[3]。

デジタルカメラはモニター画面を通して撮影後すぐに結果を見ることができ、色や画像のデジタル処理も容易に行うことができる[2]。また、デジタルカメラは撮影のみの場合にはほとんどコストがかからないなどの利点もある[2]。

なお、銀塩カメラでなく、デジタルなカメラでもないものとして、電子スチルカメラといったものもある。

スチルカメラとムービーカメラ
スチルカメラ
静止した写真の撮影用のカメラをスチルカメラという[2][4]。

「スチル写真」を参照
ムービーカメラ
動画の撮影用のカメラをムービーカメラ(シネマカメラ、シネカメラ)という[2]。

銀塩式(フィルム式)のムービーカメラの場合は小さいコマにフィルムを連続的に供給して記録する必要がある[2]。

デジタル式の場合はスチールとよく似た仕組みでムービーの機能も実現できることから、多くのデジタルカメラは短時間の動画を撮影する機能を持つ[2]。

「ビデオカメラ」および「映画用カメラ」を参照
コンパクトカメラとレフカメラ
コンパクトカメラ
コンパクトタイプのカメラは撮影の機能はシンプルに抑え持ち運びに便利なようにしたカメラである[2]。

一眼レフカメラ
詳細は「一眼レフカメラ」を参照
一眼レフカメラとは、フィルムに写る画像を鏡を使って反射(レフレックス)し、それをスクリーンに投影してそのままファインダー像とするカメラ[1]。撮影用レンズとフイルムとの間に45°の反射鏡(レフレクター)を配し、フィルム上と同等の画像を上方(一部のカメラにあっては側方)のピントグラス上に結像させ、確認できるようにしたカメラである。シャッターを開く際は、反射鏡が移動されてフィルム面へと光路が切り替わる。

二眼レフカメラ
詳細は「二眼レフカメラ」を参照
撮影レンズと同じ焦点距離のレンズによるレフレックス型ファインダーのカメラ[1]。一眼レフカメラと同様に45°の反射鏡を使って、本体上部のピントグラス上にファインダー像を得る方式だが、撮影用レンズと同等のファインダー用レンズが別に存在するカメラである。ファインダーに映る像は左右が反転する[1]。ビュー・ファインダー式と同様に視差を生じる。

フィルムの大きさによる分類
製造者・使用者双方の利便性の為にフィルムの種類は規格化されており、規格ごとに概ね以下のように分類できる(なお、例えば以下では110を「超小型」に分類しているが、「小型」に分類されることも多いと思われるように、厳密な分類があるわけではない)。

小型カメラ
多くは35mmフィルムを使うカメラ。画面フォーマットとしてはライカ判(24×36mm判)が主流だが、一コマ分を長手方向に半分にして使用する35mmハーフ判もある。また、126カートリッジ・フィルム、APSフィルム(IX240)を使うカメラも小型カメラに分類される。

中型カメラ
詳細は「中判カメラ」を参照
中型カメラに分類される中判カメラは、120フィルムまたは220フィルム(ブローニーフィルム)を使うカメラ。画面フォーマットとしては、6×4.5cm判、6×6cm判、6×7cm判、6×8cm判、6×9cm判、6×12cm判、6×17cm判などがあるが、実際の画面サイズはカメラによって違う事もある。

大型カメラ
詳細は「大判カメラ」を参照
大型カメラに分類される大判カメラは、4×5インチ以上で、一般に、ロールフィルムではなくいわゆるシートフィルムである。4×5in判、5×7in判、8×10in判など。

超小型カメラ
詳細は「超小型写真」を参照
16mmフィルムやミノックス・サイズのフィルムを使うカメラ。戦前から戦後に流行した豆カメラや、110カートリッジ・フィルムを使うカメラ(ポケットカメラと呼ばれていた)等。ギネスブック等で「一般市販された世界最小の(フィルム)カメラ」とされるのは、1948年から日本の「聖ペテロ光学」により少数が製造された円形カメラ「ペタル」(Petal 直径29mm・厚さ16mm・重量60g。専用24mm円形フィルム6枚撮り)。

その他の分類
以下は、撮影方式・用途、その他による分類である。

インスタントカメラ
ポラロイドカメラ
チェキ
パノラマカメラ
ビューカメラ
ステレオカメラ (立体カメラ)
ピンホールカメラ
スリットカメラ
トレイルカメラ
医療用カメラ
X線カメラ(X線写真)
胃カメラ(内視鏡)
製版カメラ
ディスクカメラ
航空カメラ
水中カメラ
工事カメラ
レンズ付きフィルム(使い切りカメラ)
レンジファインダーカメラ
AEカメラ
トイカメラ
ハーフサイズカメラ
キッズカメラ
三脚・一脚
詳細は「三脚」および「一脚」を参照
三脚は、重量のあるカメラ・レンズやスローシャッターの使用、長時間露光(夜景・花火、天体写真など)、セルフタイマーで撮影者も写る場合などに使われる。三脚や一脚は、手ブレを防ぐのにも有効だが、使用の手間もかかるので、35ミリなどの小型カメラでは限られた場合にのみ用いられる。最近は、各社メーカーから、軽量のものが出され、大型のものは主流がカーボンファイバーを使用したものに移行してきている。

カメラに固定するねじは、主にインチねじであるUNC1/4が使われ、まれにUNC3/8が使われる。

バナースペース

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古物商免許:
神奈川県公安委員会
第452650002718号